単層カーボンナノチューブ近赤外発光分光法の国際標準化

カーボンナノチューブ(CNT)の大きな特徴は、直径およびカイラル指数などの構造の違いにより物性が大きく変化することです。この10年来CNTの物性評価は分光法を中心として急激な発展をとげてきました。私たちの研究チームでは、国際標準化機構(ISO)のナノテクノロジーに関する第229技術委員会(ISO/TC229 Nanotechnologies)において、CNT評価法の国際標準化に貢献しています。例えば、近赤外発光分析によるCNTカイラル指数分布の評価法をISOの公式出版物の一種である技術仕様書(TS)としてまとめました。


単層CNTからの2次元近赤外発光マップ

参考:ISO/TS 10867:2010 ‘Nanotechnologies ─ Characterization of single-wall carbon nanotubes using near infrared photoluminescence spectroscopy’.