CNT合成チーム

CNT合成チームは、マイクロエネルギーデバイスから金属複合材料まで幅広い用途に応用されるナノマテリアルの合成技術の研究開発に重点的に取り組んでいます。具体的には、2004年にScience誌に掲載されたスーパーグロース法をベースとした低コスト単層カーボンナノチューブ(CNT)大量合成技術の開発に注力しています。さらに、CNTの様々な形状を制御する技術や次世代の合成技術の研究開発にも取り組んでいます。このようにCNT合成チームは、CNTの本格的な実用化を合成技術の観点から推し進めています。

単層カーボンナノチューブ大量合成技術の開発

単層CNTの用途開発を促進する、工業規模の単層CNTの大量合成に向けたコア技術を研究開発しています。日本ゼオン株式会社によるスーパーグロース法をベースとした単層CNTの工業プラント建設の発表(2014年5月15日)は、この技術開発のまさにスタートであり、活性炭や炭素繊維などの従来のカーボンマテリアルと競合するような、スーパーグロース単層CNTの低コストな大量合成技術を開発するために、基本的な課題だけでなく工業的な課題にも取り組んでいます。


スーパーグロース単層CNTフォレスト:スーパーグロース法開発当初の10×10mm²サイズ(左)、
実証プラントで合成した50×50cm²サイズ(右)

単層カーボンナノチューブ合成技術の基盤研究

CNT本来の優れた特性を最大限発揮する合成技術の開発を最終目標としたCNT形状の完全制御技術や新規手法を用いたCNT高効率合成技術を開発するために、CNT合成技術に関して様々な観点から研究しています。この最終目標に向けて、先進技術を導入した合成装置を用いて日々研究しています。


CNTに関する様々な形状制御(左)と開発した完全自動制御CNT合成装置(右)